効く、効かせない

トレーニングにおいて、非常に重要なポイントです、


トレーニングの場面ではよく、

「使っている部分を意識して!」といいますし、前の記事で

そうすることで神経の促通がおこると書きました。


では表題にある効かせないとはどういうことでしょう?

これはスポーツの現場を想像してもらえればよくわかります。


色々な競技がありますが、スポーツの前提(目的)は勝負に勝つことです。

例えばサッカーであれば90分間試合があります。

ここでトレーニングの原則である効かせるという意識が働くとどうなるか。

効かせるという事はサッカーであれば必要以上に力強くダッシュしたり、

ボールを蹴ったりすることになるかと思います。


しかし、本番でそこまで筋肉に負荷をかけて臨んではすぐにバテて(パンプなど)しまいます。

そこで必要になってくるのが、効かせない(疲れさせない)というテクニックです。


同じ動作をするにしても、必要最小限の力やコストでそれをやってのける。

これが上手い選手といえると思います。


もちろん基礎体力などの引き上げは必要ですが、

身体の使い方という面においては、

10の力で行える作業は10の力で行うのがベストなのです。


トレーニング指導をしていると、やたらと力んでしまったり。

過度に身体が緊張している方がたまにいらっしゃいます。


そういう方は往々にして普段の生活でも非常に力んで生活しています。

パソコンのタイプをするのに、なぜ肩があがるでしょう?

手持ちのバックをやたらと強く握りしめていませんか?


ONとOFF、効かせる時と効かせない時。

これを上手く自分の意思でコントロールできるようになると、

普段の生活ももっと効率的に活動できるのになー。


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